お得意様から、先日、あるテーマでのコラムの依頼をもらい、出張先のホテルで満月を見ながらたしなめてみました。

そのテーマとは、「指導者(コーチ)が目標設定を部下(または選手)などする際、何か独自の方法」について、でした。

そこで、題して、”幸知賢太郎流 コーチVSクライアント(選手または部下)とのコミュニケーション その1”。

良かったら、2分で読み終えられますので、ぜひぜひぜひ。

私(コーチ)は、クライアント(選手・部下)と、目標設定の進捗について会話するとき、

「数値や心模様を聞き出しながら、“明るい会話”」を心掛けています。

【その1】

(コーチ) 今日の“体調面”は100点満点でいうと何点?

(選手) そうですねえ。60点くらいです。

(コーチ) ほお、100点目指すには今何が足らないの? 

→ ここからコーチは垂直質問で深堀して原因を見つける会話へ。

【その2】

(コーチ) この1か月間の君の“仕事における気持ち”は天気図というと、晴天・晴れ・曇り・雨・霧・暴風雨の中でどれ?

(部下) 仕事で悩むことが多かったので”雨“でした。

(コーチ) ほお、どんなことで悩んだ1ヶ月だったの?

→ ここからコーチは水平質問で視野や方法等を拡げる会話へ。

毎回、会話の冒頭に同じ質問をすることでお互い数値意識が高まります。

【その1の続き】

(コーチ) 前回は60点だったけど、今日の“体調面”は何点?

(選手) そうですねえ。今日は”○○点”です! (笑顔)

 

※垂直質問=1つのテーマに絞り、5H1Hの質問を使い、より具体的に明確にしていく。

※水平質問=“他にはどんな方法があった?”“他に考えられることはなに?”を繰り返し、相手からアイデアを引き出していく。

 

我々は、幼いころから否応なしに、テストテスト・・・の学園生活でしたよね。

100点取れば帰り道は足も軽く、落第点だと帰路の足取りは重かった・・(→私、こっち)

そんな時代の“点数の文化・DNA”は、大人になっても植え付けられたままかもしれませんね。

会話の中で、遠いあの日に、100点を取った頃を思い出してもらう意味でも、

ぜひ、数字や風景模様を使って、目の前の部下や後輩と

こんな風に進めてみてはいかがですか?